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パニック障害は電車に乗れない? |対処法と克服の仕方

パニック障害ママ

2020年夏。 突如、パニック障害を発症。 2024年現在も完治はしていないものの、妊娠、出産を乗り越えワーママとして奮闘中。 今までの生活に戻れるように奮闘中。そんな私の感情や経験を主に書いていきます。

パニック障害は逃げ出せないと感じる環境に恐怖を抱くことが多いです。

もれなく私も、基本的に閉鎖感を感じる乗り物は苦手であり、体調によって電車も乗れる日と、乗れない日があります。

この記事では、電車に乗れない原因と発作が起きたらどうなるのか。

発作が起きた時の対処法や、周りの人にしてもらって嬉しかった対応などを書いていきたいと思います。

この記事で解決できるお悩み

  • 予期不安によって電車に乗れない。
  • パニック障害を抱えているけど電車に乗りたい。
  • 電車で発作が起こった際の対処法を知りたい。
  • 発作が起こるとどのようになるのか知りたい。
  • 周りにパニック障害の人がいたときにどのように対処したら良いのか知りたい。

電車に乗れない原因とは?

電車|パニック障害体験記

パニック障害になるまで当たり前に乗っていた電車。

それがなぜ、こんなに恐怖を感じるようになってしまったのでしょうか?

脳の誤作動が原因という記事を読んだことがありますがここでは

電車に乗ることで何が怖いのか。
乗車中のどんな時に発作が起きてしまうのか

について自分の頭の整理も兼ねて一つずつ書いていきたいと思います。

人混み

人混みは元々好きではなかったのですが(好きな人はあまりいないと思いますが)パニック障害になってから人混みを見ると心がザワザワするようになりました。

人混みが怖い理由

・すぐに自分の行きたいところへ行けない。
・身動きが取れなくなり自分でコントロールできなくなると感じてしまう。

急に止まる

当然ですが、電車は何かあった時に急停車をします。
私は自分でコントロールができないことが怖いため、

なぜ急停車したのか。
急停車した後どうなるのか。
何分くらいで動き出すのか。

など、その場では誰もわからないため誰にも聞くことができず

どうしよう、どうしよう、、

となり、発作へつながってしまします。

パニック障害になってから何度か急停車と発作を体験しているのでもう脳が

電車=怖い

と覚えてしまっているのだと思います。

正確には、一時期電車に普通に乗れるようになった時期がありましたが、急停車で怖い思いをしてから再び怖くなってしまいました。

理解者
理解者
正しい情報を脳に覚えさせる必要があるね。

閉じ込められた感

幼少期から狭い押し入れなど狭い空間を以上に怖く感じる感覚を持っていました。

今思えば、完全に閉所恐怖症なのですが狭い空間にはいると気が違えてしまうような何とも言えない恐怖感が今もずっとあります。

上記にも書いたように自分でコントロールができないことも怖いため

電車の急停車は私にとって

自分でコントロールができないこと
狭い空間に閉じ込められた

の2つが重なって何よりも怖いもの感じています。

電車内でパニック発作が起こるとどうなるのか

吐き気

最近は吐き気を催すことはあまりなくなりましたが、一時期発作が起きる前や起きた時にほぼ必ず吐き気を感じる時期がありました。

ムカムカしてとにかく気持ち悪い、ああ、発作が起きるかも。

という感じで発作が起きる前の体からの合図のようでした。

目眩

普通に乗ってるだけではならないですが、急停車されると今も必ずすぐに目眩がします。

突然、眩しい光が差し込んだように目の前が真っ白になって何も考えられなくなってしまいます。

それと同時に過呼吸になり息が吸えない感がして心臓がバクバクし冷や汗が出てきます。

パニックになりそうな時は深呼吸をして‥
電車が止まったとしても、ずっと閉じ込められてることはないから大丈夫!

など乗る前に何回も確認していたことなど全て飛んでしまい、自分が自分でない感じがして感覚も無くなってきます。

何回も経験していますが、その時の記憶がほとんど無いくらい何も考えられなくなり意識が遠のく感じがします。

倒れる

上記眩暈がして過呼吸になって頭が真っ白になって感覚がなくなって、、はよく経験していますが大体そこら辺で電車が動き出し、次の駅で震えながら降りて休憩するということがほとんどでした。

しかし、私はついに電車の中で倒れるという経験をしました。

いつものように頭が真っ白になって意識が遠のく感じがしていたのですが体調が悪かったのか、パニック障害が悪化していたのか、急停車の時間が長かったのか。

理由は不明ですがいてもたってもいられなくなりその場に倒れ込んでしまいました。

意識は微かにありましたが、体が全く動かない、立つこともできない。

今思い出して書いていても、心臓がバクバクするくらいの恐怖体験でした。

電車で倒れた時を思い出す|パニック障害体験記
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電車の恐怖に対する対処法

電車が怖い時の対処法|パニック障害体験記

電車に乗ること自体に恐怖を感じていますが私は勤務をしているので時々電車に乗らなくては行けない場面が出てきます。

できたら乗りたくないですが完全に乗らないで良いという環境ではないため、恐怖を軽減し発作を起こしにくくする、もしくは発作が起きても対処できるようにする必要があります。

ここでは、少しでも不安や恐怖を軽減する方法を書いていきます。

安心お守りセットを持つ

これは、電車に乗る練習をしたときに看護師の友人に教えてもらった方法です。

ただ単に、乗れたとしても脳はなぜ乗れたのか、乗れない時と乗れない時の違いを認識できないからこれがあると安心するというものを決めて持って乗ってみてねとアドバイスをもらいました。

それで電車に乗れたとしたら

これがあるなら大丈夫だ

と脳が覚えるからそれを持ってれば乗れるようになるかもと言っていました。

体を冷やせるものを持つ

私は蒸し暑かったり、単純に暑かったりするとパニックが起きやすいです。

寒くてパニックになったことはあまりないもしれないです。

夏はもちろん、冬も電車内は暖房が効いているので保冷剤やペットボトルを凍らせたものを持ち込みます。

実際、発作が起きるかも!と思った時に保冷剤を首などに当てると発作が落ち着くという経験を何度もしているので私には合っているようです。

座れる時間帯に乗る

パニック障害の天敵はストレスです。

立っていると体に疲れが溜まるので発作を起こしやすいと思いますので可能な限り座れる時間帯に乗って座って乗ることをお勧めします。

付き添いをしてもらう

私も最初は友人に付き添いをしてもらいました。

絶対に何が合って自分を否定せず、頑張ってるね!大丈夫だよ!と言ってくれる人が付き添いに適任です。

電車内にパニック発作の人がいた時の対処法

電車内にパニック発作を起こした人がいたときは?|パニック体験記

私も自分がパニック障害になるまでは発作を起こしている人がいたらどのような対応をしたら良いのか?

など未知の世界なのでもちろん全くわかりませんでした。

ここでは、発作を起こしてしまった人へはどのような対応が望ましいのかを私の主観ですが書いていきます。

もしこの記事を見て誰かが誰かを助けてくれるきっかけになったらこの上なく嬉しいです。

されて嬉しかったこと、安心した言葉

小さい声で声をかけてもらう

大きな声では、注目されて周りに迷惑かけてると思ってしまうので小さい声でそっと

大丈夫ですか?

と声をかけてもらえると嬉しいです。

特に過呼吸を起こしている場合は、息が吐けない状態になっているので会話をすることによって過呼吸が物理的に治る可能性があります。

ここで大丈夫ですと答えが来た時はそのままにしていただけると嬉しいです。

大丈夫と言ったとしても気にかけてくれている人がいる、何かあればあの人に助けてと言おう!と頼りになる存在がいることが安心感につながります。

私は大丈夫ではない時は大丈夫じゃないです、パニックを持っていて、、と話します。

その時は

大丈夫だよ。

などと優しい声かけと共に背中をそっとさすってもらえたらかなり発作が収まると思います。

もしそんな優しい人が電車内に絶対いるとわかっていたら多分電車も乗れるようになると思います。

それくらい心の支えになり安心感を覚えます。

して欲しくないことこと

大声を出す、大声で話しかける

大声で何か話しているのを聞いたり、大声で話しかけられるのが私は怖いです。

電車が止まってなかったとしても大声を出されたり、怒鳴り声を聞くだけでも発作のトリガーになります。

色々聞いてくる

もちろん、親切で聞いてきてくださっているのだと思うのですが、

「どんな体調なの?」
「今、過呼吸になってるの?」

などあまり聞かれるのも苦手です。

助けてほしい状態だったり、困っていることがあれば自分から言いますのでそれ以外あまり深く聞かないでもらえると嬉しいです。

バカにした声がけや笑い

これは本当にやめていただきたいし、そのような人がいたらやめさせてほしいです。

ただでさえ、脆くなっている心にそのようなことをされたら取り返しがつかないほどの傷になります。

私は昔

「大袈裟だな」
「騒いでも何も変わらないから。寝てな」

と言われたことがあります。

騒ぎたくて騒いでいるわけではないし、大袈裟でもなんでもないです。

ゆっくり寝てられるのならばとっくにそうしています。

言われた言葉、今でも忘れられないですし、思い出すたびに悲しい気持ちになります。

まとめ

電車|パニック障害体験記

電車に乗れれば、自己肯定感も上がり行動範囲も広がるのでチャレンジしていきたいですね。

ただし、そこで発作を起こしてしまったり(私のように)忘れられないほどに怖い思いをしてより予期不安が強くなってしまうことは避けたいので万全の準備と心構えをして挑んだ方が良いです。

主治医や自分の体調と相談しながら無理は、絶対にせず初めは少しずつ、人の助けを借りながら電車は怖いという脳の認識を電車は怖くないという認識に書き換えていけたら良いですね。

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