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パニック障害だと仕事はできない?理想の仕事環境を考える

パニック障害ママ

2020年夏。 突如、パニック障害を発症。 2024年現在も完治はしていないものの、妊娠、出産を乗り越えワーママとして奮闘中。 今までの生活に戻れるように奮闘中。そんな私の感情や経験を主に書いていきます。

パニック障害を持っていると仕事を続けるのは難しいのではないか?
パニック障害におすすめの仕事はあるのか?
パニック障害で仕事に行けない、迷惑をかけてしまっている

このような悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?

不安や心配は尽きないですが、大丈夫です。

周りの皆のお陰様で私は把握しているだけでも

・パニック障害
・閉所恐怖症
・強迫性障害

を持っていますが、今も勤務しています。

パニック障害を持っているから‥と何かと制約をして諦める人へ少しでも力になれれればと思いこの記事を書いています。

この記事では私が実践して良かったパニック障害におすすめの仕事や見つけ方、仕事との付き合い方などをご紹介します。

この記事におすすめの方

  • パニック障害のため仕事を続けられない。
  • パニック障害におすすめの仕事を知りたい。
  • パニック障害で休む時の理由や伝え方を知りたい。
  • パニック障害でも働ける仕事はあるのか知りたい。

パニック障害にとってなぜ仕事が難しいのか

そもそも何がパニック障害持ちにとって仕事が難しいのか。

一つひとつを棚卸しして整理していきたいと思います。

パニ子
パニ子
漠然と仕事できないかもと考えるより、細分化して見ていこう

通勤

大抵の方は通勤に電車やバスを利用しているのではないでしょうか。

私は今も電車もバスも怖く、日によってですが乗れないことの方が多いです。

絶対に急に止まったりせず、自分の降りたい時に降りられるのでしたら乗れるかもしれないですが自分の意志でコントロールできないものは基本怖いです。

逃げ出せない、閉じ込められた。

実際そうじゃないことはもちろん分かっているんですが、瞬時にそう感じてしまうんです。

特に電車が止まった時の急ブレーキとアナウンス。

いつ出してもらえるかも分からなく、どうなってしまうかも分からない、、

一気にパニックになってしまいます。

パニ子
パニ子
前、テレビでインドかどこかの国の電車は扉がないって言ってたよ!

それなら乗れるかも。

仕事中の発作

発作が出るとまず座ってられなくなり頭が真っ白になって漠然と

どうしよう、どうしよう

と、うろつき始めることが多いです。

理解者
理解者
ちょっと怪しいわね。

私の場合はパニックになってすぐに一度仕事を辞めて転職してしまったので職場でパニックというのはあまりなかったのですが(ほぼ)在宅で勤務している今もたまに突然のパニックに襲われます。

家なので、水を飲んだり頓服を飲んだり横になったり体を冷やしたり等すぐに対策できますがこれが職場で起きたらと考えるだけで恐ろしいです。

私にはまだ毎日出勤して勤務するというスタイルは無理そうです。

同僚との付き合い

やりがいを追って働くためにはただ業務をこなしていれば良いというものではないですよね。

黙々と業務をこなすのも大切ですができるならば、職場の人とコミュニケーションを日頃からよく取って気持ちよく働きたいですよね。

私は、人に恵まれて生きてきたので職場でもランチを一緒に取ったり終わってから飲みに行ったりというのをよくしていましたし好きな方でした。
人と話したり人の話聞いてるのって楽しいですよね。

それが一変。

パニックを発症してからはパニックを引き起こしかねない要素が多く、気軽に行くというのが無理になりました。

ですので必然的に人付き合いが悪くなってしまい良好な人間関係が築きにくいです。

トリガーになるかもしれないこと

・エレベーターを使わなければならないような高層階のお店
・複合施設で非常出口が把握できない場合
・行ったことのない場所で自分の現在地が把握できない場合
・こじんまりとしたお店の場合窮屈さを感じた場合

急な休み

パニック障害になってからどうしても仕事ができないという時があります。

理由は詳しくは分からないのですが、在宅勤務でデスクに向かって座っているだけで動悸が治らなく眩暈までしてきてしまう時があります。

そこまでいってしまうとどんな対策をしても無理なことが多いのでそのような時は当日に欠勤させてもらっています。

パニ子
パニ子
職場には本当に、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、これも私と割り切っています。

どのような職場が理想なのか

自分の意思とは裏腹に何かと制約がありもどかしいパニック障害。

雇用形態を問わずでは一体そのどのような職場ならば理想的な職場なのか。

こちらも一つひとつ棚卸して頭の中を整理していきたいと思います。

理想の職場の条件がしっかりと定まれば、あとは仕事探しをするだけになります。

理解者
理解者
可能、不可能問わず、まず理想を考えてみるのも大切だね。

通勤環境

まず毎日電車やバスなどの交通機関を利用すて出勤をするスタイルは(今の私には)難しいです。

となると、選択肢は自ずと限られてきます。

理想の通勤環境

・在宅勤務
・徒歩や自転車で通える範囲の通勤

仕事環境

決められた薬を飲んだり、頓服薬などを緊急で飲まなくてはならない場面も出てきます。
私は人前で

「これパニックの薬なんだー」

と言って飲めるほどにメンタルが強くないためまず、基本人に見られたくないです。

どうしても、周りに何か言われるんじゃないかとなって余計ストレスになります。

今も、たまに職場へ出勤しパニックになりそうな時には会議中であろうがトイレに駆け込んで頓服を飲んでいます。

パニ子
パニ子
私は主治医の指示通りパニックになりそうかも!という時に躊躇せず飲んでるよ

上司

私は、パニック障害が発症した時すぐに仕事をやめて、一定期間休養してから転職しています。

私はお給料をもらっている側なので何もかも自分の思う通りというわけにはいきません。

時には、

なんでそんな細かいこと口出ししてくるんだろう。
優先順位間違えてるんじゃないの?
その言葉使いは人としてどうなの?

など思うことも今もよくあります。

私と上司は、違う人間であるし考え方ももちろん違うので意見が合わないのは当たり前です。

問題はなのは、私の方が立場が下だからと我慢に我慢を重ねてしまうことだと思いっています。

主張するこちらも、もちろん言葉を選んでですが対等に話し合いができる上司というのが理想の上司なのではないでしょうか。

パニ子
パニ子
部下の意見を取り入れていくことは、会社のためにもなるね。

同僚

仕事仲間にパニック障害のことを打ち明けて勤務することをオープン就労、打ち明けずに勤務することをクローズ就労というようです。

私は基本的に同僚と仲良くできるタイプなんですが、パニック障害のことを同僚に話したことは一度もありません。

つまりクローズ就労をしていることになります。

忘年会に参加したり、飲みに行ったりもしますがやはり仕事仲間。

例えば仕事で失敗した時、うまくいかない時。

「あー。パニック持ちだから」

と言われるのが嫌だからです。

多分これは完全に不要な私の見栄やプライドです。

パニック障害を受け入れたと自分で思っていてもまだどこかに受け入れていない自分がここにいるのかもしれないです。

とりわけ、仕事はプライドを持って働いているためここでパニックに邪魔されたくないといういう気持ちがあるようです。

できる私でいたい。、かっこいい私でいたい。

信念を持って働いてる仕事で理想の私でいることが私の中で全ての原動力になっている気がします。

飲み会の会場までエレベーターを使いたくない時、食事中に発作が起こってしまった時。

何度も同僚に、打ち明けられていたらな、、と思う場面がありますのできっと可能ならばオープン就労の方が気持ち的に楽なのかもしれないですね。

理想の自分像を仕事では譲れない。
見栄やプライドを譲れない時もある。

それも私、と今は割り切っています。

理解者
理解者
仕事が心の拠り所になっているのね

労働時間

パニック障害の天敵はストレスだと私は確信しています。

ですので、よほど

家にいるより職場にいることが楽しい!
働くことが何よりも好き!

という人以外は正社員の週5日8時間勤務はなかなか難しいのではないでしょうか?

私は今の仕事も好きですしそもそも仕事が好きですが、今の私には正社員で決められた時間みっちり働くのは難しいです。

時間を拘束されている、逃げられないというふうに感じてしまいストレスになります。

今、世間でも働き方改革という言葉がよく出てくるようになって様々な働き方があります。

働き方の種類

正規雇用
正社員
非正規雇用
派遣社員・契約社員・パート・アルバイト
業務委託

私も転職する際、手厚い保証が欲しいので正社員で働きたいと思っていたのですが

パニック障害の今、無理することが本当に良いことなのか?
今大事にすべきことはなんなのか?

何度も自問自答し、今はストレスを感じない程度に仕事をしストレスを感じ耐えられないようなことがすぐにやめると決めています。

能力や実力さえあれば、いつでも正社員になることは可能なはずです。

しかし、すでに傷ついている自分の心はこれ以上無理をさせてはいけない、これ以上に大切なものはない。

という結論になったので今は非正規雇用と業務委託で働いています。(Wワークですが仕事量も今の私には適量です)

私は保証や福利厚生なども重視しているのでもう少しパニック障害が治ってきたら正社員を目指していきたいと思っています。

まとめ

パニック障害のレベルによりますが雇用形態などにこだわらなければ働くことは可能かと思います。

働くことは、頑張った自分に対して自己肯定感も上がるのでオススメです。

ただし、今一番大切なことは自分を大切にすること、無理をしないことです。

それよりも大切なことは存在しません。

徐々に仕事に慣れていき、その上で自分が望む雇用形態で働くことを目指すのが良いのではないでしょうか。

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